ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、モスクワ国際安全保障大会に宛てた祝電で、「ダーイシュ(イスラーム国)は軍事的に敗北したにもかかわらず、シリアで依然として脅威だ」と述べた。
インターファクス通信(4月4日付)やロイター通信(4月4日付)などによると、プーチン大統領は「ダーイシュはシリアで敗北した。だが、依然として破壊力を維持しており、世界中の国々を攻撃できる…。彼らの軍事的状況にもかかわらず、このテロ集団は大きな破壊力を維持しているのは明白で、その手法を素早く変更し、世界中の国々や地域を攻撃できる」と述べた。
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一方、大会に出席したセルゲイ・ショイグ国防大臣は、ロシアとイラン、そして有志連合の取り組みによってダーイシュ(イスラーム国)が弱体化したと評価しつつも、「(米主導の)有志連合のような協力なグループがテロリストに対処できないなどということを信用するのは難しい…。有志連合は、地域を混乱させ、経済的、軍事的プレゼンスを強化しているようだ」と批判した。
AFP, April 4, 2018、ANHA, April 4, 2018、AP, April 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2018、al-Hayat, April 5, 2018、Reuters, April 4, 2018、SANA, April 4, 2018、UPI, April 4, 2018などをもとに作成。
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