ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでの中国の王毅外交部長との会談後の共同記者会見で、シリア情勢に関して「米国は、地政学的・国際的なレベルで自国の国益に資するような現下のこの状態を維持しようとしているという印象がある」と述べ、米軍のシリア駐留を正当化するための混乱を望んでいると批判した。
ラブロフ外務大臣は、王外交部長との会談で「シリアの危機を政治的に解決することで合意した」と述べる一方、「一部の国が、化学兵器使用について挑発を行うことで、シリア情勢を政治的に利用しようとしている」と指摘、シリアの混乱に乗じた米国のシリア駐留を批判した。
ラブロフ外務大臣は、そのうえでロシアは「中東を含む各地での米国の政策の真意を明らかにしたい…。米国は国連安保理で交わされた本質的な合意のすべてを歪め、復讐的な行為を行っている」と述べた。
RT(4月5日付)、『ハヤート』(4月6日付)が伝えた。
AFP, April 5, 2018、ANHA, April 5, 2018、AP, April 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2018、al-Hayat, April 6, 2018、Reuters, April 5, 2018、RT, April 5, 2018、SANA, April 5, 2018、UPI, April 5, 2018などをもとに作成。
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