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ロシアのラヴロフ外務大臣「目的を達成したと言ったトルコはアフリーン郡をシリア政府に返還すべき」(2018年4月9日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、記者会見で、トルコによるアレッポ県アフリーン郡の実質占領に関して、アサド政権に同郡を引き渡すよう呼びかけた。

RT(4月9日付)が伝えたところによると、ラブロフ外務大臣は「(ロシア・イラン・トルコ首脳会談で)トルコ側代表は、自らが設定した目標がそこ(アフリーン郡)で実現したと述べた。であれば、すべての領土をシリア政府の支配下に返さねばならない」と述べた。

一方、ダマスカス郊外県東グータ地方で7日に発生した塩素ガス使用疑惑事件に関しては、「ロシア軍はこれまでに何度も、シリア政府が有毒化学物質を市民に対して使用したとの嫌疑をかけるための挑発行為の準備をしていると警告してきた…。負傷者が登場し、何の防護もしていない人が治療にあたっているのに負傷しない映像を見ると、ホワイト・ヘルメットとして知られる面々が過去に配信した映像を思い出す」と述べた。

また、イスラエル軍の爆撃に関しては、「非常に危険な展開」と非難、「公然、非公然のさまざまな目的を持った招かれざるプレーヤーがシリアにいる…。少なくとも米軍、そして有志連合に参加するその他の国の軍が事態を理解することを望む」と述べた。

AFP, April 9, 2018、ANHA, April 9, 2018、AP, April 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2018、al-Hayat, April 10, 2018、Reuters, April 9, 2018、RT, April 9, 2018、SANA, April 9, 2018、UPI, April 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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