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ベルギーの3社がOPCWが無許可での提供を禁じている化学物質をシリアに供与(2018年4月19日)

ベルギー財務省報道官は、『ハヤート』(4月19日付)の取材に対して、同国の3企業が2014年から2016年にかけて、化学兵器禁止機関(OPCW)が定める事前認可を受けず、サリン・ガスの精製で使用される化学物質をシリアに提供していた疑いがあることを明らかにした。

同報道官によると、司法当局は現在、ベルギー税関当局の申し立てを受けて調査を行っているという。

容疑がかかっているのは、AAEケミー・トレーディング社、アネックス・カスタムズ社、ダンマール・ロジスティックス社の三社で、プロパノール168トン、アセトン219トン、エタノール77トン、ジクロロメタン21トンを供与したとされている。

AFP, April 18, 2018、ANHA, April 18, 2018、AP, April 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2018、al-Hayat, April 19, 2018、Reuters, April 18, 2018、SANA, April 18, 2018、UPI, April 18, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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