Categories: 諸外国の動き

ロシア外務省報道官「東グータ地方でドイツ製の塩素ガス爆弾、英国製の発煙弾が発見」(2018年4月19日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、米英仏によるシリア攻撃の根拠となった7日のダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市での塩素ガス使用疑惑事件に関して、「表面を徐々に洗い流し」、捏造であることを示す新たな証拠が発見されたと述べた。

ザハロワ報道官は、記者会見で、「シリア政府軍は、もっとも危険な化学兵器である塩素を発見した。これはドイツ製で、このほかにも英国のソールズベリー市で作られた発煙弾も発見された」と述べた。

そのうえで、「この事実にコメントしがたい問題で、複数の国の人道に対する信念を傷つけるものだからだ」と付言した。

『ハヤート』(4月20日付)などが伝えた。

SANA, April 18, 2018

AFP, April 19, 2018、ANHA, April 19, 2018、AP, April 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2018、al-Hayat, April 19, 2018、Reuters, April 19, 2018、SANA, April 19, 2018、UPI, April 19, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts