停戦交渉が決裂したヒムス県北部とハマー県南部でシリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦(2018年4月23日)

ハマー県では、『ハヤート』(4月24日付)によると、シリア軍が県西部のガーブ平原にあるサルマーニーヤ村、県南部のヒルブナフサ村、カフルズィーター市、ラターミナ町を砲撃した。

シリア軍はまた、カフルズィーター市とラターミナ町を戦闘機とヘリコプターで爆撃した。

一方、SANA(4月23日付)によると、シリア軍がアイドゥーン村、サトヒーヤート村、アーミリーヤ村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点複数カ所を集中的に攻撃、これを破壊した。

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ヒムス県では、県北部およびハマー県南部で活動を続ける反体制武装集団の一つ祖国解放運動のアーミル・アシュカル少佐が『ハヤート』(4月24日付)に対して、シリア軍兵士5人を捕捉、18人を殲滅したと述べた。。

また、『ハヤート』によると、タウヒード軍はシリア軍の進攻を3度撃退したと発表、シャーム解放機構はシリア軍の車輌3台を破壊したと発表した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(4月23日付)によると、シリア軍がサリーム村、ハムラート村一帯に進攻し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

al-Durar al-Shamiya, April 23, 2018

AFP, April 23, 2018、ANHA, April 23, 2018、AP, April 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2018、al-Hayat, April 24, 2018、Reuters, April 23, 2018、SANA, April 23, 2018、UPI, April 23, 2018などをもとに作成。

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