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トランプ米大統領「米国はイランにシリア支配の余地を与えないような適切な時期を選んで軍を撤退させる」(2018年4月25日)

ドナルド・トランプ米大統領はワシントンDCでフランスのエマニュエル・マクロン大統領と会談した。

会談後の共同記者会見で、トランプ大統領は、シリア情勢について、「米軍をシリアから撤退させ、帰宅させたい。だが、イランにシリア支配の余地を与えないよう適切な時期に撤退させる」と述べた。

また「我々はこの地域に軍を駐留させるために高額を拠出し続けることはできない。我々はすでに1兆ドル以上を拠出したが、何の見返りも得ていない…。地域の豊かな国々がシリアにさらなる資金提供を行うことになるだろう」と付言した。

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イランのホセイン・シャイフ・イスラーム外務省顧問は、ドナルド・トランプ米大統領が米軍撤退と合わせて、アラブ諸国にシリアに部隊を展開するよう求めていることに関して、「カタール軍のシリアへの派遣は誤った行為で、我々は断固として反対する」と述べた。

スプートニク・ニュース(4月25日付)が伝えた。

AFP, April 25, 2018、ANHA, April 25, 2018、AP, April 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2018、al-Hayat, April 26, 2018、Reuters, April 25, 2018、SANA, April 25, 2018、Sputnik News, April 25, 2018、UPI, April 25, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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