シリア政府は、バイト・サフム市、ヤルダー市、バッビーラー町の反体制武装集団に対し、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、ハジャル・アスワド市でのダーイシュ、シャーム解放機構との戦いへの協力を迫る(2018年4月26日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(4月26日付)によると、シリア軍がヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、ハジャル・アスワド市にあるダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の拠点に対する爆撃・砲撃を継続した。

シリア軍はまた、ハジャル・アスワド市で地下トンネル・ネットワークや複数の建物群を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月26日付)によると、爆撃にはシリア軍だけでなく、ロシア軍の戦闘機も参加、爆撃回数はカダム区、アサーリー地区、ハジャル・アスワド市を中心に70回以上に及んだ。

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一方、『ハヤート』(4月27日付)によると、シリア政府、ロシア軍の代表団が、バイト・サフム市、ヤルダー市、バービッラー市の反体制武装集団と、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯での戦闘への対応を協議するために協議を行った。

この協議で、シリア政府側は、反体制武装集団がダーイシュ(イスラーム国)支配地域に面する一帯を割譲しない場合、武装集団支配地域への砲撃も辞さないとの姿勢を示し、協力を迫った。

AFP, April 26, 2018、ANHA, April 26, 2018、AP, April 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2018、al-Hayat, April 27, 2018、Reuters, April 26, 2018、SANA, April 26, 2018、UPI, April 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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