SANA(5月1日付)によると、29日にシリア政府と反体制武装集団(シャーム解放機構)の間で交わされたヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ(ダマスカス県)での停戦にかかる合意に基づき、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の包囲下にあるフーア市とカファルヤー町に留まっていた住民(シーア派)がアイス村の通行所を経由し、シリア政府支配下のアレッポ市に退去した。
同地には4月30日に搬送用の大型バス20台が入っていた。
しかし、シャーム解放機構の治安局メンバーのハーリド・ヒムスィー氏は、同委員会に近いイバー通信(5月1日付)に対して、大型バス19台を拘束、病人5人と付き添い18人の合わせて23人を乗せたバス1台の通行のみを許可したことを明らかにした。
その理由に関して、ヒムスィー氏は、「フーア市とカファルヤー町で包囲されているラーフィド派(シーア派)の民兵が領地からの完全退去に固執しているため」と述べた。
なお、フーア市、カファルヤー町には住民約1,500人が退去を望んでいる。
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また反体制武装集団によって2015年4月26日に拉致され、拘束され続けていたイドリブ県イシュタブリク村の住民85人のうち42人が釈放された。
AFP, May 1, 2018、ANHA, May 1, 2018、AP, May 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2018、al-Hayat, May 2, 2018、Reuters, May 1, 2018、SANA, May 1, 2018、UPI, May 1, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, May 1, 2018などをもとに作成。
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