ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣とソチで会談した。
『ハヤート』(5月4日付)によると、会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、有志連合を主導する米国が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯や同地に近いヨルダン北東部のルクバーン難民キャンプ一帯での反体制武装集団の教練を「停戦合意が成立しているにもかかわらず、米国はテロリストを支援し、戦闘を継続しようとしている」と批判した。
これに対して、サファディー外務大臣は、ヨルダン領内からシリア領内へのいかなる武器供与もなされていないと弁明、両国間では人道支援が行われているだけだと強調した。
一方、ダルアー県に設置されている緊張緩和地帯について、ラブロフ外務大臣は「一時的なもので…、通常の生活が再開される可能性があれば、廃止されるだろう」としたうえで、「緊張緩和地帯の規定にテロリストは含まれていない」と述べた。
対するサファディー外務大臣は、同地の停戦維持のためにロシアとヨルダンが協議することが重要だと述べた。
AFP, May 3, 2018、ANHA, May 3, 2018、AP, May 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 3, 2018、al-Hayat, May 4, 2018、Reuters, May 3, 2018、SANA, May 3, 2018、UPI, May 3, 2018などをもとに作成。
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