ロジャヴァ支配下の住民はロジャヴァとシリア政府の「二重課税」に苦しむ(2018年5月23日)

『ハヤート』(5月23日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配下が、ロジャヴァとシリア政府の「二重課税」の負担で喘いでいると伝えた。

ロジャバとシリア政府が分割統治(共同支配)するカーミシュリー市の中心街にある布市場(スーク・アクミシャ)での女性用の衣服を販売しているナビール・アーダム氏(34歳)は、「(ロジャヴァとシリア政府に)2度税金を払うことは、私たちの家族にとって負担です。私たちの利益は小さなものですし、市場の動きも活発ではないですから」と述べた。

化粧品店を営むファーイズ・アッバース氏(35歳)も「税金はとても高いのですが、医療福祉、水、電気もありません…。私たちには税金がどこに言ってしまったのか知る権利があります…。市民こそが、どこに福祉が提供され、治安が確保され、燃料が充分に供給されるかを決めるべきです」と不満を漏らした。

AFP, May 22, 2018、ANHA, May 22, 2018、AP, May 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2018、al-Hayat, May 23, 2018、Reuters, May 22, 2018、SANA, May 22, 2018、UPI, May 22, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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