シャーム解放機構は米国務省によるテロ指定を非難、指定の根拠を示すよう求める(2018年6月1日)

シャーム解放機構は声明を発表し、米国務省によって外国テロ組織(FTO)、特別指定グローバルテロ組織(SDGT)指定を受けたことについて「検討や追跡調査を欠いた不公平なもので、シリア人が現在身を置いている状況への適切な政治的評価がなされていない」と批判した。

シャーム解放機構は、声明で「米新政権(ドナルド・トランプ政権)は、中東地域政策を再興・矯正するのではなく、スンナ派の革命的存在であるシャーム解放機構を(テロ組織)に分類し、自らのアジェンダや計画に意図的に結びつけ、バッシャール体制とイランのために、シリア革命をまたもや侵害しようとしている」と批判した。

そのうえで「この恣意的な決定を前に、我々は米新政権に対して、指定の根拠と証拠を示すよう求める。我々はこれ(テロ組織への指定)に断固として反対、拒否する」と訴えた。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月1日付)によると、シャーム解放機構がトルコ国境に近いダーナー市で、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を銃殺刑に処した。

AFP, June 1, 2018、ANHA, June 1, 2018、AP, June 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2018、al-Hayat, June 2, 2018、Reuters, June 1, 2018、SANA, June 1, 2018、UPI, June 1, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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