トルコの実質支配下のバーブ市(アレッポ県)でトルコの国立大学分校開設が合意される一方、同地一帯の地元評議会がトルコ・リラへの両替を呼びかける(2018年6月6日)

トルコの実質占領下にあるアレッポ県バーブ市の地元評議会議長を務めるジャマール・ウスマーン氏は、ドゥラル・シャーミーヤ(6月6日付)に対し、トルコの国立大学ハッラン大学(シャンウルファ市)の分校をバーブ市に開設する基本合意を同大学と交わしたことを明らかにした。

またドゥラル・シャーミーヤによると、バザーア村、カッバースィーン村の地元評議会が共同声明を出し、「忠誠」キャンペーンと称して、住民に、米ドルのトルコ・リラへの両替を呼びかけた。

同様の措置はバーブ市でも行われている。

AFP, June 6, 2018、ANHA, June 6, 2018、AP, June 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 6, 2018、al-Hayat, June 7, 2018、Reuters, June 6, 2018、SANA, June 6, 2018、UPI, June 6, 2018などをもとに作成。

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