2014年3月3日のシリア情勢:反体制勢力の動き

ダマスカス郊外革命指導評議会は声明を出し、3月2日に軍がアドラー市に対する攻撃で、サリンガスを使用したと主張した。

この攻撃で、「自由シリア軍」兵士4人が即死し、30人が中毒症状を訴えたという。

Kull-na Shuraka’, March 3, 2014

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シリア革命調整連合のユースフ・ブスターニー報道官は、3月2日のアドラー市旧市街でのイスラーム軍との戦闘で軍がサリンガスを使用し、4人が死亡し、約30人が中毒症状になったと断じた。

クッルナー・シュラカー(3月3日付)が伝えた。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はSNSを通じて声明を出し、ハサカ県カーミシュリー市から「シオクルディスタン的」クルディスタン労働党に代表されるユダヤの末裔、十字軍末裔の武装集団、キリスト教背教者」を放逐するよう呼びかけた。

声明ではまた「シリアのヌサイリー体制、無神論の国防隊に代表されるシャッビーハ」の殲滅も呼びかけている。

「シオクルディスタン的」(صيهوكرديتاني)は「シオニズム」と「クルディスタン」から作られた造語で、「ユダヤの末裔」の末裔はクルド人を指す。

AFP, March 3, 2014、AP, March 3, 2014、ARA News, March 3, 2014、Champress, March 3, 2014、al-Hayat, March 4, 2014、Iraqinews.com, March 3, 2014、Kull-na Shuraka’, March 3, 2014、Naharnet, March 3, 2014、NNA, March 3, 2014、Reuters, March 3, 2014、SANA, March 3, 2014、UPI, March 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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