サウト・アースィマ(6月12日付)は、アサド大統領の弟でシリア軍第4(機甲)師団の実質的司令官であるマーヒル・アサド少将が、首都ダマスカスで治安活動にあたっている「シャッビーハ」(民兵)の活動許可を取り消すことを決定、そのための措置を講じていると伝えた。
同サイトによると、マーヒル・アサド少将の「右腕」として知られる第4師団所轄の治安局長を務めるガッサーン・ビラール准将が最近になって、同師団の隊列に志願して参加していた民間人に対して発行していた「月例任務書」、「治安活動許可証」の再発行を停止、証書を回収する決定を下したという。
「月例任務書」、「治安活動許可証」は、首都ダマスカスの検問所での民兵の活動を認めるもので、民兵は毎月一定額を支払うことでこうした証書を得ていた。
同サイトによると、この決定と並行して、退役将兵や志願者のダマスカス郊外県各所での反体制武装集団の退去や投降にかかる活動への参加を停止し、彼らをシリア軍に吸収する準備も進められているという。
AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、Sawt al-‘Asima, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。
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