ダルアー県では、SANA(7月2日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘の末、ムサイフラ町を制圧、地雷・爆発物を撤去し、同地の治安と安定を回復した。
シリア軍はまた、ダルアー市西部郊外および南東部郊外でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討戦を継続、旧税関地区で武装集団と激しく交戦した。
これに対し、シャーム解放機構がダルアー市東カーシフ地区を砲撃し、61歳の男性1人が負傷した。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はタファス市を砲撃した。
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なお、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍の攻撃が激化した6月19日以降、ダルアー県での死者数は132人(うち子供25人、女性23人)に達しているという。
また、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)ヨルダン事務所のムハンマド・ヒワーリー報道官はロイター通信(7月2日付)に対して、ダルアー県での戦闘激化に伴う避難民が、27万人に達していると述べた。
AFP, July 2, 2018、ANHA, July 2, 2018、AP, July 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2018、al-Hayat, July 3, 2018、Reuters, July 2, 2018、SANA, July 2, 2018、UPI, July 2, 2018などをもとに作成。
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