ダルアー県では、SANA(7月8日付)によると、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのの仲介によるシリア政府と南部中央作戦司令室の停戦合意(6日)を受けて、シリア軍が、シリア政府の支配下に復帰したナスィーブ国境通行所とヒルバト・ガザーラ町を結ぶ国際幹線道路を復旧工事を行い、爆発物や瓦礫の撤去を行った。
また、UNESCO世界文化遺産の円形劇場を擁するブスラー・シャーム市で活動していた武装集団がシリア軍に重火器の引き渡しを行った。
一方、UNOCHA(国際連合人道問題調整事務所)ヨルダン事務所のアンデルス・ペダーセン(Anders Pedersen)代表は報道声明を出し、「ジャービル国境通行所(ナスィーブ国境通行所)に近い自由貿易地区にいた150~200人の避難民は、そのほとんどが男性だったが、彼らはダルアー県にある自分達の町・村に帰宅した」と発表した。
ペダーセン氏はまた、「シリア側にいる避難民の数を特定することは現状ではできない」と付言した。
AFP, July 8, 2018、ANHA, July 8, 2018、AP, July 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2018、al-Hayat, July 9, 2018、Reuters, July 8, 2018、SANA, July 8, 2018、UPI, July 8, 2018などをもとに作成。
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