ダルアー県では、SANA(7月9日付)によると、県南西部のザイズーン村とタッル・シハーブ町が地元和解プロセスの一環としてシリア政府との和解に応じ、シリア軍が同地に進駐した。
これにより、シリア政府はダルアー県のヨルダン国境地帯全域を掌握した。
一方、『ハヤート』(7月10日付)によると、シャーム解放機構などからなる「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室の報道官を務めるアブー・シーマーを名乗る活動家は「シリア軍とその同盟部隊がダルアーを完全に包囲した」ことを明らかにした。
アブー・シーマー氏はまた、ダルアー県南部で活動を続けている反体制武装集団の戦闘員がイドリブ県への退去を希望しているが、ロシア軍やシリア政府はこれを拒否したと主張した。
また、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣は報道声明を出し、シリア南部の安定と治安を保証するため、ロシアを保証国として成立した和解合意のすべての項目が実施される必要がある」と表明した。
ペトラ通信(7月9日付)が伝えた。
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クナイトラ県では、SANA(7月9日付)によると、県南西部やクナイトラ市一帯に潜入しようとしたシャーム解放機構などからなる反体制武装集団をシリア軍が撃退した。
AFP, July 9, 2018、ANHA, July 9, 2018、AP, July 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2018、al-Hayat, July 10, 2018、Petra, July 9, 2018、Reuters, July 9, 2018、SANA, July 9, 2018、UPI, July 9, 2018などをもとに作成。
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