サウジアラビア日刊紙『ウカーズ』(7月12日付)は、複数の消息筋の情報をもとに、シリア国内におけるイランの影響力への対応にかかるロシア・ヨルダン・イラン・米国間のいわゆる「白紙合意」の内容を明らかにした。
それによると、ロシア、ヨルダン、イランは、イランをイスラエルおよびヨルダン国境から45キロ以内の地域から撤退させ、その見返りとして米軍をヒムス県南東部のタンフ国境通行所から撤退させることで合意し、その内容を米国側に示したという。
複数の消息筋によると、「白紙合意」は、ドナルド・トランプ米大統領が5月にシリアからの撤退の意思を表明したのを受けて、ブレット・マクガーク米大統領特使が策定したものだが、ジョン・ボルトン米国家安全保障問題担当大統領補佐官はこれを拒否し、イランの一方的撤退を求めているという。
AFP, July 12, 2018、ANHA, July 12, 2018、AP, July 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2018、al-Hayat, July 13, 2018、Reuters, July 12, 2018、SANA, July 12, 2018、UPI, July 12, 2018、‘Ukaz, July 12, 2018などをもとに作成。
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