米国の占領下にあるタンフ国境通行所一帯で活動してきた武装集団2組織が武器を引き渡し、ヨルダンに撤退(2018年7月14日)

ザマーン・ワスル(7月14日付)は、米主導の有志連合が占領するハサカ県南東部のタンフ国境通行所一帯で活動を続けてきた東部獅子軍とカルヤタイン殉教者旅団の2組織が、同地から撤退し、持っていた武器や車輌をヨルダン当局に引き渡した、と伝えた。

武器引き渡しと撤退は、ダイル・ザウル県東部やハサカ県南部でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に合流するためで、この転戦は、シリア政府、ロシアとの連携のもとに実現したという。

AFP, July 14, 2018、ANHA, July 14, 2018、AP, July 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 14, 2018、al-Hayat, July 15, 2018、Reuters, July 14, 2018、SANA, July 14, 2018、UPI, July 14, 2018、Zaman al-Wasl, July 14, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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