クナイトラ県では、シリア人権監視団などによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構を除く反体制武装集団がロシア軍当事者和解調整センターの仲介によりシリア政府と停戦合意を交わした。
シリア人権監視団、SANA(7月19日付)、スプートニク・ニュース(7月19日付)、ヒズブッラーの戦争広報局によると、合意は、①シャーム解放機構が活動する地域を除くクナイトラ県の全域での戦闘停止、②反体制武装集団による重火器・中火器の引き渡し、③投降を希望しない「テロリスト」の登録とイドリブ県への退去、④投降した戦闘員の免罪、⑤ロシア軍憲兵隊の展開、⑥1974年の兵力引き離し協定に基づいてシリア軍(第90旅団、第61旅団など)の展開が定められた地域への進駐、⑦ウンム・バーティナ村、ルワイヒーナ村にあったUNDOF拠点、そしてジャービヤ丘の反体制武装集団からの退去など、を骨子とする。
なお、SANA(7月19日付)によると、この合意を受け、投降を希望しない戦闘員を退去させるためにシリア政府が用意した大型バス10台がウンム・バーティナ村に入ったという。
AFP, July 19, 2018、ANHA, July 19, 2018、AP, July 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2018、al-Hayat, July 20, 2018、Reuters, July 19, 2018、SANA, July 19, 2018、UPI, July 19, 2018などをもとに作成。
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