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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会はシリア政府との会合を高く評価、すべての民主的勢力にシリア人どうしの政治プロセスに参加するよう呼びかける(2018年7月29日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)と、ロジャヴァ人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は、ハサカ県ダルバースィーヤ市ですべての参加勢力・政党による拡大会合を開催した。

拡大会合は、シリア民主評議会の代表団(イルハーム・アフマド前共同議長)のダマスカスへの初の公式訪問とシリア政府との会談を受けたもの。

シリア民主評議会が30日に発表した声明によると、会合では、アフマド氏がシリア政府との会談の内容を報告、出席者はシリア政府とのこの会談をシリア危機の解決へのイニシアチブとして高く評価した。

参加者はまた、インフラ技術面で続けられるシリア政府との折衝が、双方の信頼醸成をもたらし、シリア全土における包括的で完全な政治的事態収拾に向けた地平を切り拓くとの見解を示した。

そのうえで、すべての民主的勢力に対して、シリア人どうしの政治プロセスに参加するよう呼びかけた。

AFP, July 30, 2018、ANHA, July 30, 2018、AP, July 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2018、al-Hayat, July 31, 2018、Reuters, July 30, 2018、SANA, July 30, 2018、UPI, July 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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