ロシアの避暑地ソチで29日に開幕したアスタナ10会議は2日間の日程を終え閉幕した。
閉幕声明では、アスタナ会議の保証国であるロシア、イラン、トルコが、シリアの統一、独立、主権、領土保全を守り、テロとの戦いを継続する意思を示した。
声明の主な内容は以下の通り:
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保証国は、ダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線、アル=カーイダとつながりがあるすべての個人、組織、計画、政体を根絶するため、シリアでのテロと戦うことを決意する。
会議に参集した当事者は、3カ国(保証国)が引き続きシリア情勢について調整を行うことで合意し、シリアの主権、領土保全、そして周辺諸国の国家安全保障を脅かそうとする分離主義的動きに抵抗することを決意する。
ソチでの国民対話大会と国連安保理決議第2254号の決定に合致したジュネーブでの制憲委員会の活動を早急に開始するための環境を準備すべく、シリア人主導によるシリアでの政治的県警正常化プロセスを前身させるため、当事者が共同の取り組みを継続する。
9月にジュネーブでの和平協議を再開するとのスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表の方針に同意する。
シリア国民の日常生活の回復を支援し、避難民・難民の帰還に向けた協議を開始する。
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アナトリア通信(7月31日付)は、会議に詳しい消息筋の話として、ロシア、イラン、トルコは、シリア政府と反体制派の信頼構築に向けて、「実験的」な拘置者・人質の交換を行うことで合意したと伝えた。
AFP, July 31, 2018、Anadolu Ajansı, July 31, 2018、ANHA, July 31, 2018、AP, July 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2018、al-Hayat, August 1, 2018、Reuters, July 31, 2018、SANA, July 31, 2018、UPI, July 31, 2018などをもとに作成。
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