シリア軍との非公式合意に基づき、ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員400人あまりがスワイダー県の砂漠地帯に退去(2018年8月1日)

スワイダー24(8月1日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍とシリア軍が非公式に停戦合意を交わしたと伝え、内容の詳細を明らかにした。

それによると、ハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員400人が家族とともにダルアー県南西部のヤルムーク川河畔地域からスワイダー県東部に移送された、という。

また、スワイダー県東部で拉致された女性・子供の解放と引き替えに、シリア政府当局が拘置しているダーイシュのメンバー約100人も釈放されるという。

『ムドン』(8月1日付)は、この交渉にはシリア軍第4師団、第9師団の士官があたり、ハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員は7月29日に第1陣が、スワイダー県東部のカッラーア村、ディヤーサ村個々に向かって退去、30日までに退去した戦闘員の数は500人に達したという。

AFP, August 1, 2018、ANHA, August 1, 2018、AP, August 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 1, 2018、al-Hayat, August 2, 2018、al-Mudun, August 1, 2018、Reuters, August 1, 2018、SANA, August 1, 2018、Suwayda 24, August 1, 2018、UPI, August 1, 2018などをもとに作成。

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