ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでサウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣との会談、二国間関係、シリア情勢、イエメン情勢、イランへの対応などについて意見を交わした。
ラブロフ外務大臣は会談後の共同記者会見でシリア情勢に言及、イドリブ県に対するシリア軍の攻撃開始が間近に迫っていると述べた。
ラブロフ外務大臣は「イドリブ県は緊張緩和地帯を悪用しようとしているテロリストにとっての最後の温床だ…。「革命家」は民間人を人間の盾にする一方で、シリア政府との交渉の準備をしている武装集団に身を置こうとしている…。トルコとロシアは、シリアの反体制派とテロリストとみなされる人々を分ける必要があるという点で、政治的に相互理解に達している」と述べた。
そのうえでイドリブ県で抵抗を続ける反体制武装集団を「腐った膿」と非難、殲滅する必要があるとしつつ、「テロリストに対する作戦に向けた準備をするにあたっては、民間人の犠牲を最小限にするため、できるすべてを行わねばならない」と付言した。
一方、国連安保理決議第2254号に基づく政治的解決の必要を改めて強調し、和平協議に向け、サウジアラビアが行ってきた反体制派糾合の試みに謝意を示すとともに、西側諸国による挑発や「テロとの戦い」への妨害を促さないよう求めた。
これに対して、ジュバイル外務大臣も、国連安保理決議第2254号に基づく政治的解決の必要を確認した。
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イランのモハンメド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、トルコの首都アンカラを電撃訪問し、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した。
『ハヤート』(8月30日付)などが伝えた。
AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、RT, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。
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