米国のリチャード・ブラーク上院議員(共和党、バージニア州選出)がシリアを訪問し、首都ダマスカスでブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官と会談した。
会談と、ブラーク上院議員は記者団に対して、「シリアには全土を回復し、平和に暮らす権利がある、としたえうえで、米国は、テロ組織によって人間の盾に捕られているイドリブ県の住民を解放するためにシリアと協力すべきだ」と述べた。
ブラーク上院議員はまた、西側諸国の国民は、イドリブ県の武装勢力がアル=カーイダであるシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)の傘下にあることを理解すべきだと指摘、米国政権内にはシリアでの戦争を継続しようとしている勢力がいると述べた。
ブラーク上院議員は、西側諸国がシリアに対する一方的な制裁を解除すべきだと主唱、米国はリビア、イラク、アフガニスタン、イエメンの混乱や破壊の責任があるとし、対中東政策の変更すべきだと述べた。
さらに、英国諜報機関がイドリブ県で化学兵器攻撃を捏造し、シリアにその責任を帰せることで攻撃を正当化しようとしているとの情報についても警鐘をならした。
SANA(9月2日付)が伝えた。
AFP, September 2, 2018、ANHA, September 2, 2018、AP, September 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2018、al-Hayat, September 3, 2018、Reuters, September 2, 2018、SANA, September 2, 2018、UPI, September 2, 2018などをもとに作成。
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