ダルアー県でシリア政府との和解に応じたスンナ青年旅団の指導者アフマド・アウダ氏は、SNSで拡散されたビデオのなかで、シリア軍によるイドリブ県解放戦に参加しないと暗示した。
アウダ氏は「我々は今も昔も自由なシリア人で、今も昔も不正や攻撃に満足していない。我々はこうしたことを今も昔も受け入れてはいない…。我々の武器は、傭兵、テロ組織など国外からの敵から民を守るためだけのものだ」と述べた。
また、ハウラーン自由人連合のアブー・ムハンマド・ハウラーニー報道官は、ダルアー県でシリア政府と和解した反体制武装集団の戦闘員約1,100人が第1陣としてイドリブ県に向かったとの情報を否定した。
しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(9月4日付)によると、シリア政府と和解したダルアー県の反体制武装集団の戦闘員約500人がすでにイドリブ県に派遣されており、今後その数は1,100人に増加する見込みだという。
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一方、ハウラーン自由人連合のアブー・マフムード・ハウラーニー報道官は、ドゥラル・シャーミーヤ(9月4日付)の取材に対して、シリア軍当局が、和解に応じ、第5軍団に合流した反体制武装集団の戦闘員約340人と、イドリブ県での戦闘に向けて契約書を交わしていることを明らかにし、契約書の画像を公開した。
契約書には、2年間兵役に服すかたちで従軍すること、この帰還を終えた後は従軍を求められない旨記載されている。
AFP, September 4, 2018、ANHA, September 4, 2018、AP, September 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2018、al-Hayat, September 5, 2018、Reuters, September 4, 2018、SANA, September 4, 2018、UPI, September 4, 2018などをもとに作成。
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