トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ニューヨークの国連本部で開幕した第73回国連総会の一般討論で演説を行った。
エルドアン大統領は演説のなかでシリア情勢について言及し、「我が国の目的は、マンビジュ市からイラク国境に至るシリア全土をテロリストから浄化することだ」と述べ、この目的が実現するまでシリア領内から撤退しないと強調した。
シリアでの紛争の公正且つ持続的な解決を呼びかけたエルドアン大統領はまた「トルコは4,000平方キロ地域でシリア人数百万人の平和と安全を実現し、ジャラーブルス市、ラーイー村をダーイシュ(イスラーム国)から、そしてアフリーン市をクルディスタン労働者党(PKK)/民主統一党(PYD)/人民防衛隊(YPG)から解放した…。シリア国内のシリア人のために320億ドルを拠出した」などと成果を強調した。
その一方で「シリアでの和平に向けた取り組みはバッシャール・アサドが権力の座にとどまる限りは不可能だ」、「過激派はイドリブ県の非武装地帯からの撤退を始める一方、反体制派はイドリブ市に留まるだろう」と述べた。
AFP, September 25, 2018、ANHA, September 25, 2018、AP, September 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2018、September 26, 2018、al-Hayat, September 26, 2018、Reuters, September 25, 2018、SANA, September 25, 2018、UPI, September 25, 2018などをもとに作成。
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