ダマスカス県ハルブーニー地区にあるダマスカス国立博物館が7年ぶりに再開され、考古学者や一般の観覧者が訪れた。
ダマスカス国立博物館は「アラブの春」波及に伴う混乱のなかで2011年に閉鎖されていた。
ダマスカス国立博物館は1920年に設置され、1936年に現在の施設に移転、1956年と1975年に展示施設が増設された。
博物館には、起源108年に建設されたパルミラ遺跡(ヒムス県タドムル市)の地下墓地の複製、8世紀に建設された西ハイル城(ヒムス県中部)の正門の複製、オガレット遺跡やローマ時代のモザイク、そして先史時代、古代オリエント時代、ギリシャ・ローマ・ビザンツ時代、ウマイヤ朝時代の出土品などが展示されている。
文化省遺跡博物館局は、首都ダマスカスでも戦闘が発生した2012年に、所蔵品約30万点と文書数千点を、「テロリスト」の攻撃から守るために、国内各所の秘密の場所に移設させていた。
開会式典には、ムハンマド・アフマド文化大臣、マフムード・ハンムード文化省遺跡博物館局長、国連開発計画シリア事務所のデヴィッド・アコピヤン代表らが出席し、祝辞を述べた。
SANA(10月28日付)が伝えた。
AFP, October 28, 2018、ANHA, October 28, 2018、AP, October 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2018、al-Hayat, October 28, 2018、Reuters, October 28, 2018、SANA, October 28, 2018、UPI, October 28, 2018などをもとに作成。
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