国民解放戦線を主導するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官が、ハマー県北部で活動を続けるイッザ軍の拠点複数カ所を視察し、イッザ軍のジャミール・サーリフ総司令官と会談した。
イッザ軍は、バラク・オバマ前米政権の支援を受けてきた「穏健な反体制派」の一つで、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党とともに、国民解放戦線と一線を画し、シリア軍と戦闘を続けてきた組織。
ドゥラル・シャーミーヤ(10月29日付)によると、シリア軍は両組織の総司令官の会談を察知、アリー・バーシャー総司令官が乗っていた車を砲撃し、暗殺を試みたが、総司令官は車外におり、暗殺は失敗に終わったという。
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また、ドゥラル・シャーミーヤ(10月29日付)によると、トルコ軍が監視所を設置している県北部のムーリク市一帯をシリア軍が砲撃した。
AFP, October 29, 2018、ANHA, October 29, 2018、AP, October 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2018、al-Hayat, October 30, 2018、Reuters, October 29, 2018、SANA, October 29, 2018、UPI, October 29, 2018などをもとに作成。
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