ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ロシアとトルコの合意で設置された非武装地帯内に位置するズラーキーヤート村一帯でイッザ軍の拠点複数カ所を攻撃し、戦闘員22人が死亡した。
SANA(11月9日付)も、イッザ大隊(イッザ軍)がズラーキーヤート村一帯にあるシリア軍拠点を攻撃、シリア軍が応戦し、これを殲滅したと伝えた。
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これに関して、イッザ軍のアブドゥッラッザーク・ハサン広報局長は声明を出し、シリア軍部隊が8日晩にロシアとトルコの合意により設置された非武装地帯内に位置するズラーキーヤート村一帯に潜入し、イッザ軍の拠点複数カ所を攻撃、23人が死亡、複数人が負傷したと発表した。
一方、イッザ軍の司令官の1人ムスタファー・バクール大佐は声明を出し、イラン・イスラーム革命防衛隊、ヒズブッラーが、ロシア軍の偵察機の支援を受けて潜入し、イッザ軍の複数拠点を攻撃し、占領したと主張した。
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ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)によると、この戦闘でイッザ軍戦闘員23人が死亡、シリア軍兵士(ないしはイラン・イスラーム革命防衛隊とヒズブッラー側)も6人が死亡したという。
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イッザ軍は、トルコの庇護を受ける国民解放戦線には参加せず、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党などとともにシリア軍と戦闘を続けてきた組織で、バラク・オバマ前米政権の支援を受けてきたいわゆる「穏健な反体制派」の一つ。
AFP, November 9, 2018、ANHA, November 9, 2018、AP, November 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2018、al-Hayat, November 9, 2018、Reuters, November 9, 2018、SANA, November 9, 2018、UPI, November 9, 2018などをもとに作成。
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