ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターは、ロシア・トルコ両首脳が9月17日にイドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯)に非武装地帯を設置することに合意してから17日で2ヶ月が経ったのに合わせて、非武装地帯での停戦違反の実態を明らかにした。
同センターによると、この2ヶ月で非武装地帯での停戦違反は530件を記録し、シリア軍兵士25人が死亡、シリア軍兵士62人と民間人5人が負傷しているという。
なお、ロシア国防省は連日、ロシア、トルコ双方の監視チームが確認した停戦違反件数を発表しているが、そのほとんどがロシア側監視チームが確認した停戦違反、すなわち反体制武装集団側の停戦違反で、トルコ側監視チームが確認した停戦違反、すなわちシリア政府側の停戦違反は21件のみだった。
タス通信(11月17日付)が伝えた。
AFP, November 17, 2018、ANHA, November 17, 2018、AP, November 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2018、al-Hayat, November 18, 2018、Reuters, November 17, 2018、SANA, November 17, 2018、TASS, November 17, 2018、UPI, November 17, 2018などをもとに作成。
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