アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市で、トルコの庇護を受ける国民軍と東部自由人連合が交戦した。
戦闘は、トルコ軍特殊部隊が国民軍および同軍参加の憲兵隊とともに、17日からアフリーン市でシュアイタート部族の民兵や東部殉教者連合(東部自由人連合)の排除に向けた作戦を開始するなかで発生していた。
これを受け、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団(国民軍所属)が両者を仲介、シャーム軍団の監督下で東部殉教者連合のメンバーとその家族をジンディールス町に退去させることなどを骨子とする停戦合意が交わされ、戦闘は収束した。
なお、戦闘では、東部殉教者連合のメンバー3人が死亡、住民25人以上が巻き添えとなって負傷した。
なお、トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(11月19日付)によると、トルコ軍特殊部隊のアフリーン市での作戦は、東部殉教者連合がシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と内通していたことを背景としていたと伝えた。
また、ザマーン・ワスル(11月19日付)によると、トルコ軍は国民軍と東部殉教者連合の戦闘発生を承知していなかったという。
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東部殉教者連合も20日、アフリーン市からの退去を受諾する声明を発表した。
AFP, November 19, 2018、ANHA, November 19, 2018、AP, November 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2018、November 20, 2018、al-Hayat, November 20, 2018、Reuters, November 19, 2018、SANA, November 19, 2018、UPI, November 19, 2018、Yeni Safak, November 19, 2018、Zaman al-Wasl, November 19, 2018などをもとに作成。
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