反体制系サイトのユーフラテス・ポスト(11月22日付)は、米主導の有志連合と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が9月に「テロ駆逐の戦い」を開始して以降、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるダイル・ザウル県南東部の住民約5万人が、深刻な危機に苦しんでいると伝えた。
同サイトによると、住民は、有志連合の爆撃、シリア民主軍の砲撃に加えて、イラク人民動員隊、シリア政府、イラン・イスラーム革命防衛隊の攻撃に曝されており、子供、女性、老人を救援するための人道回廊の設置を連日呼びかけているが、国際社会はこの声に何ら対応しようとはしていないという。
また、住民の惨状に対処するため、シリア民主軍とダーイシュが人道回廊の設置をめぐって交渉を試みたが、これも失敗に終わったという。
AFP, November 22, 2018、ANHA, November 22, 2018、AP, November 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2018、Euphrates Post, November 22, 2018、al-Hayat, November 23, 2018、Reuters, November 22, 2018、SANA, November 22, 2018、UPI, November 22, 2018などをもとに作成。
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