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ロシア国防省はアレッポ市に対する反体制派の砲撃でアル=カーイダ系のシャーム解放機構が塩素ガスを使用した断定(2018年11月25日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、24日晩に反体制武装集団が行ったアレッポ市への砲撃に関して声明を出し、「一次情報から、アレッポ市住宅街で負傷した人々に現れた中毒症状が、この地域に打ち込まれた砲弾に塩素ガスが装填されていたことを示していることが確認される」と述べたうえで、「ロシア軍放射線化学生物学防護部隊が負傷者の検査と必要な医療措置を開始した」ことを明らかにした。

SANA, November 25, 2018

コナシェンコフ報道官はまた、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターの情報として、ハーリディーヤ地区、ナイル通りに着弾した砲弾に関して、塩素ガスを装填した120ミリ迫撃砲で、シャーム解放機構の支配下にあるブライキーヤート村の南東部郊外から発射されたと述べた。

さらに、ホワイト・ヘルメットが、シリア国内、とりわけイドリブ県の非武装地帯で活動を続ける「テロ組織」と直接つながりがあると改めて指摘、同地での事態悪化を回避するために重点的に監視を続けているとしたうえで、同地で問題が発生した場合、その責任はトルコ側にあると警告した。

また、アレッポ市に対する塩素ガス攻撃への調査をトルコとともに継続し、同地での戦闘停止に尽力すると表明した。

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ロシア軍放射線化学生物学防護部隊の代表を務めるコンスタンティン・ポチョムキン報道官は、アレッポ市への塩素ガス攻撃を行ったのが、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に所属するグループだと発表した。

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ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官は、24日晩に反体制武装集団が行ったアレッポ市への砲撃に関して、記者団に対して「シリアでの生活が正常化するプロセスを妨げようとする行為で…、国際社会全体が無条件で避難すべき」と述べた。

スプートニク・ニュース(11月25日付)が伝えた。

AFP, November 25, 2018、ANHA, November 25, 2018、AP, November 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2018、al-Hayat, November 26, 2018、Reuters, November 25, 2018、SANA, November 25, 2018、Sputnik News, November 25, 2018、UPI, November 25, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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