アサド大統領は、26日に任命した4閣僚の認証式を執り行い、その後、改造後初となるイマード・ハミース内閣の閣議を開いた。
閣議の議長を務めたアサド大統領は、汚職対策を改造内閣の優先事項として位置づけ、これに取り組むよう閣僚らに指示した。
閣議でのアサド大統領の主な発言は以下の通り:
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「包括的なヴィジョンをもって汚職問題に向き合わねばならない。汚職とは、個々の利益を実現するために権力が濫用されることに限られない。国家における機能不全も汚職である。公金の浪費、国家機関の麻痺、福祉の質的低下は、不満や混乱に根ざした文化を広め…、社会を分断させる。それゆえ、多くの人々が、汚職とテロはコインの表と裏の関係にあると考えている」。
「腐敗した個人を処罰することは必要だが、それは汚職撲滅の始まりではない。もっとも重要なのは予防することで…、これは組織や法…をもって始められる」。
「汚職の大部分は法の抜け道から生じる…。各省は法律に存在する(汚職の原因となる)例外的な規定を早急に精査しなければならない」。
「各省は、市民が具体的に感じることができるような成果を早急に実現するための措置を講じねばならない…。腐敗した個人を追究するだけでなく、腐敗した官僚や高官を減少させるため、腐敗した環境を打破しなければならない」。
「各省は市民とどこで直接結びつくことができるかを探し、(汚職を回避するための)合理化に努めねばならない」。
SANA(11月29日付)が伝えた。
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なお、閣僚認証式と閣議と合わせて、アサド大統領はアーディル・ウルビー・ダマスカス県知事の認証式も行った。
アサド大統領は26日、2018年政令第363号を施行し、バシュル・サッバーン・ダマスカス県知事を解任、アーディル・ウルビー氏を新たにダマスカス県知事に任命していた。
SANA(11月29日付)が伝えた。
AFP, November 29, 2018、ANHA, November 29, 2018、AP, November 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2018、al-Hayat, November 30, 2018、Reuters, November 29, 2018、SANA, November 29, 2018、UPI, November 29, 2018などをもとに作成。
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