イスラエル軍のジョナサン・コンリカス報道官(中佐)は、レバノン南部と接するブルー・ライン一帯でヒズブッラーが掘削・建設した地下トンネルを捜索・破壊することを目的とする「北部の盾」作戦を開始したと発表した。
コンリカス報道官によると、軍事行動そのものはまだ開始されていないという。
だが、作戦開始の発表を受けて、イスラエル北部のメトゥラ村一帯が軍事閉鎖地域に指定された。
またイスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、レバノンのナバティーヤ県マルジャアユーン郡のカフルキラー村からメトゥラ村北西部に向かってヒズブッラーが掘削したとされるトンネルの写真を公開した。
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一方、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、トンネルが「イスラエル北部にテロリストを送り込む」ためのものだと断じたうえで、作戦「必要とされる限り」続けられるだろうと述べた。
ネタニヤフ首相は、作戦自体が数週間前に実施の決定がなされたとしたうえで、それを「イスラエルを防衛するため、すべての戦線において小規模な展開」と評した。
また「我々はイランがシリアに根を下ろすのを阻止するため断固行動する…。我々はまたレバノンにおけるイランのテロ行為にも対抗する」と付言した。
スカイ・ニュース(12月4日付)、ナハールネット(12月4日付)などが伝えた。
AFP, December 4, 2018、ANHA, December 4, 2018、AP, December 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 4, 2018、al-Hayat, December 5, 2018、Naharnet, December 4, 2018、Reuters, December 4, 2018、SANA, December 4, 2018、Sky News Arabic, December 4, 2018、UPI, December 4, 2018などをもとに作成。
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