ブルームバーク(12月4日付)は、米政府が、11月24日にアレッポ市で発生した反体制武装集団(シャーム解放機構)による塩素ガス攻撃に関して、塩素ガスではなく、催涙ガスによるものだったとの検証結果を得たと伝えた。
この検証結果は4日中に発表される予定だという。
同サイトによると、米諜報機関は、親政権部隊が、おそらくこの「偽旗作戦」を行い、イドリブ県での停戦を反故にし、反体制派や過激派の攻撃を非難することで、イドリブ県の停戦を反故にしようとしていたとの「信頼できる情報」を得ているという。
また、「偽旗作戦」だったことを示す証拠として、同サイトは、反体制武装集団が攻撃を行ってから、塩素ガスが使用されたとロシアやシリア政府のメディアが報じるまでの時間が、これまでの化学兵器攻撃よりも短かったこと、ロシアのメディアが公開した砲弾の残骸の映像を分析した結果、それが塩素ガスを装填するには不適切であることが判明したこと、シリア政府が攻撃された現場を封鎖したこと、などを紹介している。
AFP, December 5, 2018、ANHA, December 5, 2018、AP, December 5, 2018、Broomberg, December 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 5, 2018、al-Hayat, December 6, 2018、Reuters, December 5, 2018、SANA, December 5, 2018、UPI, December 5, 2018などをもとに作成。
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