ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月6日付)を公開し、12月5日に難民717人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは143人(うち女性43人、子供73人)、ヨルダンから帰国したのは574人(うち女性172人、子供293人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は56,633人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者27,961人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者28,672人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 285,913人(うち女性85,795人、子供145,714人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。
一方、国内避難民225人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは26人(うち女性9人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは199人(うち女性64人、子供80人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は176,434人(うち女性54,196人、子供87,582人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,258,796人(うち女性379,194人、子供639,965人)となった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。
一方、トルコ側の監視チームは10件の停戦違反(イドリブ県6件、アレッポ県1件、ハマー県3件)を確認した。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 6, 2018、SANA, December 6, 2018をもとに作成。
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