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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから192人、ヨルダンから690人の難民が帰国、避難民234人が帰宅(2018年12月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月9日付)を公開し、12月8日に難民882人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは192人(うち女性58人、子供98人)、ヨルダンから帰国したのは690人(うち女性207人、子供352人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は60,322人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者29,644人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者30,678人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 289,602人(うち女性86,902人、子供147,596人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。

一方、国内避難民234人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは30人(うち女性10人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは205人(うち女性75人、子供92人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は177,110人(うち女性54,428人、子供87,879人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,259,472人(うち女性379,426人、子供640,262人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(アレッポ県5件、ハマー県5件、ラタキア県4件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも4件の停戦違反(アレッポ県1件、ラタキア県3件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 9, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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