トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、アンカラでの記者会見で、「我々は、分離主義テロ組織(クルディスタン労働者党(PKK)の系譜を汲む民主統一党(PYD))をユーフラテス川東岸から掃討するための作戦を数日中に開始すると明言してきたし、今もそう明言している…。我々はシリアのイドリブ県で人道危機が生じるのを回避した。今度はユーフラテス川東岸でテロの巣窟を根絶するという我々の決定を実行する番だ」と述べた。
アナトリア通信(12月12日付)が伝えた。
エルドアン大統領は、「ユーフラテス川東岸に関して警告を発する過程で、必要な準備を完了した…。同地の米軍を標的とはしない…。だが、マンビジュ市一帯では紛れもない時間稼ぎが米国によって行われてきたし、今もそれは行われている」と付言した。
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ドゥラル・シャーミーヤ(12月12日付)によると、エルドアン大統領の発言を受け、トルコ軍部隊がハサカ県ラアス・アイン市に面する国境一帯に展開した。
トルコ軍部隊は、11日にもハタイ県にシリア国境に展開ししている。
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一方、米国防総省のロブ・マニング報道官は、「ジム・マティス国防長官の命令を受け、米国は、NATO同盟国であるトルコの安全保障上の懸念に対処するため、シリア北東部の国境地帯での監視センターを設置した…。我々はトルコと連携し、同地の安定実現への取り組みに専念する」と述べた。
ロイター通信(12月12日付)が伝えた。
AFP, December 12, 2018、Anadolu Ajansı, December 12, 2018、ANHA, December 12, 2018、AP, December 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2018、al-Hayat, December 13, 2018、Reuters, December 12, 2018、SANA, December 12, 2018、UPI, December 12, 2018などをもとに作成。
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