トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリア北東部ユーフラテス川以東地域に侵攻作戦を延期すると突如発表した。
エルドアン大統領は「我々は先週、作戦を開始するとの決定を下し、世論にそのことを発表した。しかし、ドナルド・トランプ米大統領との電話会談や、外交・治安協議、米国側の最近の発言を受けて、この作戦を短期間延期することを決定した…。ユーフラテス川以東地域での作戦は、米国のシリア撤退計画の結果を見るまで延期する」と述べた。
エルドアン大統領はまた「この延期は作戦の無期限延期ではない…。米国がシリア北部から撤退を完了するのに1ヶ月もあれば充分だろう。そのうえで、我々は自分自身の判断で行動し、作戦を開始する権利を有することになる…。また米国撤退中も、我々はダーイシュ(イスラーム国)とPYD(民主統一党)・PKK(クルディスタン労働者党)の中立化に向けて行動することになる」と付言した。
TRT(12月21日付)が伝えた。
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トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ドナルド・トランプ米政権がシリアから地上部隊の撤退開始を発表したことに関して、マルタで記者団に「我々は、米国のシリアからの撤退決定を歓迎する。我々は(米軍の)撤退について米政府と調整する必要がある」と述べた。
AFP, December 21, 2018、ANHA, December 21, 2018、AP, December 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 21, 2018、al-Hayat, December 22, 2018、Reuters, December 21, 2018、SANA, December 21, 2018、TRT, December 21, 2018、UPI, December 21, 2018などをもとに作成。
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