イラク軍のジャズィーラ地方および西部砂漠地帯作戦司令部のナジュム・アブドゥッラティーフ大尉は、アラビーヤ(12月22日付)に対して、ドナルド・トランプ米政権がシリアから地上部隊の撤退開始を発表したのを受け、ダーイシュ(イスラーム国)が支配を続けるシリアのダイル・ザウル県南東部に接する国境地帯にイラク軍が増援部隊を派遣したことを明らかにした。
部隊派遣は、イラク領内へのダーイシュ・メンバーの潜入や侵犯行為を阻止するため。
一方、ユーフラテス・ポスト(12月22日付)によると、マーヒル・アサド少将を実質司令官とするシリア軍第4師団もロシア軍部隊の支援を受けて、ユーフラテス川西岸のマヤーディーン市、ブーカマール市に増援部隊を派遣した。
また、スハイル・ハサン准将配下の民兵組織の「虎部隊」800人、イラクの人民動員隊、イラン・イスラーム革命防衛隊もユーフラテス川西岸に部隊を派遣しているという。
AFP, December 22, 2018、Alarabia, December 22, 2018、ANHA, December 22, 2018、AP, December 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018、Euphrates Post, December 22, 2018、al-Hayat, December 23, 2018、Reuters, December 22, 2018、SANA, December 22, 2018、UPI, December 22, 2018などをもとに作成。
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