ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月23日付)を公開し、12月22日に難民1,037人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは368人(うち女性110人、子供118人)、ヨルダンから帰国したのは669人(うち女性241人、子供341人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は72,981人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者32,799人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者40,182人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 302,261人(うち女性90,701人、子供154,051人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。
一方、国内避難民925人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは30人(うち女性8人、子供15人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは228人(うち女性79人、子供104人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは667人(うち女性249人、子供122人)だった。
これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は181,683人(うち女性56,010人、子供89,662人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,264,045人(うち女性381,008人、子供642,045人)となった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(イドリブ県5件、ラタキア県3件、ハマー県1件、アレッポ県1件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームも13件の停戦違反(アレッポ県6件、ハマー県2件、イドリブ県4件、ラタキア県1件)を確認した。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 23, 2018をもとに作成。
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