ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、スプートニク・ニュース(12月24日付)に対し、トルコ軍がシリア政府との合意の上にイドリブ県に監視所を設置するなどして駐留していると述べた。
ラブロフ外務大臣は「イドリブ県をめぐりロシアとトルコは合意に至り、12月17日にロシアのソチで基本合意書(MoU)として署名された。これは、アスタナ会議の枠組みに沿って、シリア領内に緊張緩和地帯し、トルコの監視所を設置することなどを定めたこれまでの決定を継続するものだ」としたうえで、「シリア領内の緊張緩和地帯におけるトルコ軍の駐留は、シリア政府との連携のもとに行われており、シリア政府はソチのMoUを歓迎している…。アスタナ会議の保障国の一つイランもMoUを支持している」と述べた。
ロシアのラブロフ外務大臣とトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は12月17日、イドリブ県での非武装地帯設置にかかる合意を継続することを定めてMoUに署名していた。
AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、Sputnik News, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。
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