軍武装部隊総司令部は声明を出し、シリア軍部隊がアレッポ県のマンビジュ市を中心とするマンビジュ郡に展開したと発表した。
マンビジュ郡は、ユーフフラテス川西に位置し、北・西シリア自治局の支配下にあった。
部隊展開は、ドナルド・トランプ米大統領によるシリア駐留米軍の撤退発表に伴い、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・西シリア自治局支配下の国境地帯への侵攻の可能性が高まったのを受けたもの。
声明は「シリア・アラブ共和国領の隅々まで主権を及ぼすという愛国的責任を完全に履行し、マンビジュ郡の住民の要請に応えるため、軍武装部隊総司令部は、シリア・アラブ軍部隊がマンビジュに入り、シリア・アラブ共和国の国旗を掲揚したことを宣言する」としたうえで、「主権を守るため、すべての国民が努力を倍増させることが重要であり…、純正なるシリアの国土からテロを掃討し、侵略者・占領者を駆逐する」と強調した。
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これを受け親政権の「ムラースィルーン・スーリーユーン」はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyrianReporters/)に、マンビジュ郡に進軍するシリア軍・親政権民兵やマンビジュ市近郊のアリーマ町の施設に掲揚されたシリア国旗の動画を公開した。
AFP, December 28, 2018、ANHA, December 28, 2018、AP, December 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 28, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 28, 2018、SANA, December 28, 2018、UPI, December 28, 2018などをもとに作成。
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