ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月29日付)を公開し、12月28日に難民1,561人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは389人(うち女性117人、子供199人)、ヨルダンから帰国したのは1,172人(うち女性352人、子供598人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は81,028人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者35,837人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者45,191人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 310,308人(うち女性93,114人、子供158,157人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。
一方、国内避難民232人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性9人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは133人(うち女性41人、子供59人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは71人(うち女性24人、子供18人)だった。
これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は184,861人(うち女性57,080人、子供90,896人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,267,455人(うち女性382,152人、子供643,370人)となった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(イドリブ県5件、ラタキア県3件、ハマー県8件、アレッポ県7件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームも15件の停戦違反(ハマー県4件、ラタキア県3件、イドリブ県8件)を確認した。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 29, 2018をもとに作成。
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