スプートニク・ニュースはYPG主体のシリア民主軍がマンビジュ市南東のティシュリーン・ダムをシリア政府に引き渡したと伝える、反体制系サイトはこれを否定(2018年12月30日)

スプートニク・ニュース(12月30日付)は、北・東シリア自治局の武装部隊であるシリア民主軍が、マンビジュ市南東部のユーフラテス川にあるティシュリーン・ダムをシリア政府に引き渡したと伝えた。

同ニュースによると、ダム引き渡しはシリア民主軍とシリア政府との合意に基づくもので、シリア軍は29日晩にティシュリーン・ダムに入った。

なお、シリア民主軍を主導する人民防衛隊(YPG)は、28日にマンビジュ郡からの撤退を発表、シリア軍武装部隊総司令部も同地に展開したと発表していた。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(12月30日付)は、匿名消息筋の話として、同地にはシリア軍は展開していないと伝え、スプートニク・ニュースの報道を否定した。

al-Durar al-Shamiya, December 30, 2018

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AFP, December 30, 2018、ANHA, December 30, 2018、AP, December 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2018、al-Hayat, December 30, 2018、Reuters, December 30, 2018、SANA, December 30, 2018、Sputnik News, December 30, 2018、UPI, December 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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