アレッポ県では、ANHA(1月1日付)によると、シリアのアル=カーイダのシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線所属のヌールッディーン・ザンキー運動がダーラト・イッザ市で交戦、双方に死傷者が出た。
これを受け、国民解放戦線所属の第9師団、シャームの鷹旅団が20台以上の車輌を連ねてヌールッディーン・ザンキー運動の応援に向かった。
なお、ANHAによると、戦闘では、ダーラト・イッザ市にあるカンナーナ病院のマフムード・フッルー看護師がシャーム解放機構に殺害されたという。
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戦闘を受け、国民解放戦線は声明を出し、ヌールッディーン・ザンキー運動が拘束中のシャーム解放機構メンバーの解放が遅れているとして、シャーム解放機構の車列が進攻したことに「驚いている」としたうえで、攻撃停止を呼びかけた。
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これに対して、シャーム解放機構も声明を出し、ハマー県タッルアーダ村でシャーム解放機構のメンバー4人を殺害した犯人の引き渡しをヌールッディーン・ザンキー運動が拒み続いているために攻撃に踏み切ったことを明らかにした。
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その後、イバー・ネット(1月1日付)によると、戦闘の末、シャーム解放機構はダーラト・イッザ市、シャイフ・バラカート山を制圧し、住民に危害を加えないとする声明を発表した。
AFP, January 1, 2019、ANHA, January 1, 2019、AP, January 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2019、al-Hayat, January 1, 2019、Reuters, January 1, 2019、SANA, January 1, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, January 1, 2019、UPI, January 1, 2019などをもとに作成。
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