トルコのハミ・アクソイ外務省報道官は首都アンカラでの記者会見で、イドリブ県を中心に拡がる反体制派支配地域の軍事・治安権限をシャーム解放機構が掌握したことに関して「イドリブ県をめぐるロシアとの相互理解を揺るがそうとする挑発行為を許すことはない」と述べた。
アクソイ報道官はまた、「イドリブ県にかかる(ロシアとの)合意は人道的悲劇を回避し、国際社会から高い評価を得た…。だが、アサド政権は軍事的な勝利を追及し続けている」と付言した。
一方、アクソイ報道官は、シリアからの米軍撤退決定をめぐっては、「PYD(民主統一党)/YPG(人民防衛隊)の分離主義的アジェンダに利用されてはならない」としたうえで、「(アレッポ県)マンビジュ市に(アサド)政権を招き入れようとするYPGの取り組みは決して許されるものではない」と警告した。
アナトリア通信(1月18日付)が伝えた。
AFP, January 18, 2019、Anadolu Ajansı, January 18, 2019、ANHA, January 18, 2019、AP, January 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2019、al-Hayat, January 19, 2019、Reuters, January 18, 2019、SANA, January 18, 2019、UPI, January 18, 2019などをもとに作成。
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